インターネット上のハンドメイドサイトで来月ショップをオープンすべく、準備を進めています。
ディップアートの手法で作ったアクセサリーをどう強化するのか? 販売前に試行錯誤した結果を紹介します。
この記事の目次です。
スポンサーリンク
レジン液で強化する
ディップアートのアクセサリーを販売されている方の商品紹介ページを見ていると、レジン液を使われている方が多いような印象を受けます。
(強化液の種類まで書かれている方はあまり多くないため、レジンで強化されている方のみがアピールポイントとして書かれている可能性もございます。)
レジン液で強化されたアクセサリーを見ると、確かに綺麗です。
ただ、安価なレジン液を使うと経年劣化とともに黄ばんできてしまうので、見た目にこだわるのであれば、質の良いレジン液を使用する必要があります。
いろいろ口コミを見てみると、「星の雫」は他のレジン液と比べると硬化後の黄ばみがなく、高評価です。一方、お財布には優しくなく、25gで参考価格1,620円(2018年10月29日時点)。
今回は、実際に買って出来栄えを比較することなく、レジン液という選択肢は省きました。
レジンを使用したアクセサリー販売なら十分買う価値があると思いますが、強化液のためだけにレジン液を買うのは、今の私には厳しいと判断しました。
油性ストレンスナーで強化する
アメリカンフラワーの強化液・ストレンスナーは、油性と水性の2種類があります。
インターネットで購入する際は迷うかもしれませんが、商品名に「油性」と書かれていませんが、「ストレンスナー 強化液 透明」と書かれているのは油性ストレンスナーです。
最初からあったストレンスナーは油性のみだったので、そのためかな? と勝手に思っています。
トウペディップアート協会の方でアクセサリーを作られている方は、油性のストレンスナーを使われている方が多いように感じます。
教室の先生に「ディップフラワーのアクセサリー販売をしたい」と話した時も、「売るのであれば油性のストレンスナーを使った方がいい」と言われていました。
ストレンスナーの油性と水性を比べると、一般的に油性の方が強度があると言われています。
もしスプレーを使用して作品を作った場合、水性ストレンスナーを使用するとスプレーが流れてしまうため、油性のものを使用する必要があります。
作品の水洗いについては、油性ストレンスナーで強化した場合も、水性ストレンスナーで強化した場合も、どちらも洗うことができるそうです。(未実証。試したら別途記事にしたいと思います)
1缶購入するとなると4,000円ちょっとしますが、700mlの容量があるため、レジン液に比べるとお財布に優しいです。
また、経年劣化に伴う黄ばみなどもあまりないそうです。(私はまだディップフラワーを初めて間もないため、教室の先生から聞いた経験談を記載しています。)
比較のため、油性のストレンスナーを実際に購入して試してみたのですが…。
私は何よりも、シンナーの臭いが耐えられませんでした…。
もともと臭いがあるのは知っていたのですが、想像以上の臭いの強さでした。油性塗料に慣れている夫も、「臭いが強すぎる」と言っていました。
広いお庭のある一軒家に住んでいる方は問題ないと思うのですが、ベランダでの喫煙も問題になる昨今、マンション住まいで頻繁に使用するのは厳しいかな…と思いました。
趣味程度であれば目をつむってもらえるかもしれませんが、ハンドメイドで生計を立てて行こうと思うと、それなりの使用頻度があります。
私の販売目標がひと月30,000円なので、1ペア1,000円の利益を見込んでピアスを販売するとして、月に30ペア作成する必要があります。
これから子どもができることも考えると、子どもの小さな頃には決して嗅がせたくない臭い強さでした。
水性ストレンスナーで強化する
今後の販売で私が使用するのは水性ストレンスナーです。
価格は油性のストレンスナーと変わらず、700mlで4,000円ちょっとです。油性と同じく、経年劣化による黄ばみもあまり目立ちません。
私が選んだ理由としては、刺激臭がない(作業場所を選ばない)ことが最大の理由です。
販売をまだスタートしているわけではないので、なるべく持続可能なプランを立てておかないと、長続きする気がしません…。
そうは言っても、販売したピアス・イヤリングがすぐに使い物にならなくなるようでは困るので、同じ作品を油性ストレンスナーで強化したバージョンと、水性ストレンスナーで強化したバージョンとを作成し、強度を比べてみました。
油性ストレンスナー・水性ストレンスナーの比較
以下の条件で比較してみました。
- ストレンスナーは2度漬ける(ディップ液⇒ストレンスナー⇒ストレンスナー)
- バラのディップフラワー(花びらは大きくても直径1cm)
浸した当初は、油性ストレンスナーの方が透明感が増して綺麗だと思ったのですが、乾いてしまうと目に見えて大きな違いはありませんでした。
気にしていた点は以下の通りです。
- 透明感:目に見えて大きな違いはない
- 強度:直径1cm程度の花びらの大きさだと、油性と水性も大きな違いはない
小さいサイズだと、出来上がり当初に大きな差は感じられませんでした。
年数が経過すると違うのかもしれませんが、あまり高い価格で販売する予定ではないため、当分は水性ストレンスナーを使用しようと思います。
おそらく、簪などある程度大きさのあるアクセサリーを作る場合は、油性ストレンスナー一択なんだろうな、と思います。
以上、強化液についてでした。
こんな記事も書いています
-
-
初めてのディップフラワーでまず揃えたい道具
ディップフラワー(別名アメリカンフラワー)を始めようと思い、手探りで道具を集めました。今になって思うと、手当たり次第に買いすぎて、「まだ必要なかったかな…」と思うものも。 ディップフラワーを始めたこと ...
続きを見る